今回は、右足切断という比較的珍しい後遺障害についての解決実績のご紹介です。
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1 被害者の属性
90代男性、無職
2 事故態様
横断歩道歩行中に自動車にひかれた事故
3 過失割合
被害者0%
4 弁護士介入のタイミング
今回は、自宅改造費の賠償の問題がありましたので、戦略的に、自宅改造費を相手方に支払わせるまでは、弁護士介入はしないという作戦をとりました。
不用意に弁護士を入れてしまうと、自宅改造費の内容を厳しく争われ(ここの項目は認めない、一部しか認めない、不要である)などと主張されてしまうことがあるからです。
この作戦をとった結果、妥当な範囲をすべて認めてもらい、いち早く自宅改造費を回収できました。
※弁護士介入していた別件(1級案件)では、訴訟で認められないと払えないなどと主張されるケースもありました。
5 後遺障害等級
5級
一定以上の部分の右足切断は、5級が認定されます。
6 示談交渉
今回は、等級が高いことと、賠償金額が大きいということで、相手方にも弁護士がつきました。
示談交渉の結果、入通院(傷害)慰謝料。及び後遺障害慰謝料は訴訟基準満額相当を勝ち取ることに成功しました。
被害者は90代と高齢で無職であったため、収入がないと発生しない項目である休業損害や後遺障害逸失利益は発生していませんでした。
あとは、将来介護費用や、義足交換費用や、将来の診察代・交通費等の将来治療費等もどこまでの範囲を認めるかでかなりもめました。
結果として、訴訟まではせずに、示談でまとめることになりました。
既払い金のぞいて、2200万円で示談しました。
高齢の方であって、無職のため、
後遺障害逸失利益、休業損害がないこと
将来治療費、将来介護費の年数が短いため(90代男性の平均余命が短いため)金額はこの程度です。
年齢がもっと若い方や、収入がある方であれば、もっと賠償金は2~5倍になっていた可能性もあります。