今年は、本当に秋がほぼなく、冬がやってきました。
こんな経験は、人生初かもしれない弁護士中里です。
さて、今回は、むちうち14級の方の解決実績のご紹介です。
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被害者の属性:60代男性、会社員
事故態様:被追突(赤信号停車中、3台玉突き事故の真ん中)
後遺障害等級:異議申立てにより併合14級獲得
この方は、事故から3か月後くらいで、当法人にご相談くださった方でした。
定期的にアドバイスをさせていただき、6ヶ月程度で治療費打ち切りとなりました。
その後、事前認定で非該当となりました。
同乗者である配偶者の方は、事前認定でも14級が認定されていました。
このように、同じ事故の被害者でも等級認定の有無の判断について、別の判断が下ることはあります。
むちうちの痛み、しびれは、本人にしか分かりません。
心の中と同じです。
その痛みしびれを他人に分かってもらうためには、
一定頻度の通院を継続しなければなりません。
しかも、後遺障害等級認定機関である自賠責の機関(損害保険料率算出機構)は、医療機関での治療を重視します。
ですので、医療機関への一定期間以上の正しい継続的な通院が必要となります。
この方も、症状固定となった後も、自費通院を続けてもらい、そこから、異議申立てをしました。
結果、無事に頚部痛と腰部痛それぞれに14級9号が認定されました。
そして、示談交渉の結果、無事に全て裁判基準の金額を勝ち取ることに成功しました。
傷害慰謝料:約93万円(赤本Ⅱ100%)
後遺障害慰謝料:110万円(赤本基準満額)
後遺障害逸失利益:約98万円(労働能力喪失率:5%、労働能力喪失期間:5年)
既払い金を除いた総賠償金額は、約340万円となりました。
早期解決かつ裁判基準満額の示談に成功です。