こんにちは。
東京弁護士会所属の弁護士 中里 です。
さて、今回は、前月と同じようなケースの解決実績ですが、主婦の休業損害の金額だけでとても高い金額を勝ち取ったため、その解決実績のご紹介です。
==============
被害者・・・・・50代、専業主婦
事故態様・・・・追突(被害者の過失0%)
後遺障害等級・・・・併合14級(首関連14級9号、腰関連14級9号)
症状固定までの期間・・・・9か月強
この方は、事故にあってから3ヶ月くらいで、当法人にご相談くださり、私が担当させていただいた方でした。
東京から離れた地域の方でしたので、電話相談メインで継続して相談に乗らせていただいておりました。
この方は、後遺障害について、医師の理解もあり、相手方保険会社の方もそれについて理解してくださっており、強引に3ヶ月~半年で治療費の打ち切りをしてこなかったため、
後遺障害申請については、戦略的に事前認定を選択しました。
私の読みどおり、見事、事前認定でも、14級が認定されました。
【示談交渉の結果】
(主婦の)休業損害・・・約185万円(裁判するよりも高いと思われる金額)
傷害慰謝料・・・約110万円(裁判基準満額)
後遺障害慰謝料・・・110万円(裁判基準満額)
後遺障害逸失利益・・・約92万円(5%、5年分[裁判基準満額])
示談した合計受取金額は、交通費も合わせると500万円を超えました。
一般的な弁護士であれば、休業損害の請求金額をもっと低い金額(数十万円程度)にしていると思われます。
ですが、請求金額以上の金額では示談できない以上、請求金額を少なくしすぎてはいけません。
被害者の後遺障害の程度や、相手方との示談交渉の予測などを踏まえて、経験則的にこれくらいの金額であると根拠づけて請求した結果、見事、請求通りの金額で休業損害を認めてもらうことができました。
他の案件でもこのように必ずうまくいくというわけではありませんが、
私の長年の経験と、交渉能力の結果、勝ち取れた金額だと自負しております。
示談交渉でまとまる金額は、どこの弁護士に頼んでも同じではありません。
弁護士の性格や経験値などによって、かなり金額が変動します。