最近、YouTubeで令和の虎という番組をよく観ている弁護士の中里です。
事業資金を融資したり、投資したりする立場の社長である虎たちの、志願者への鋭いツッコミが、とても爽快ですし、とても頭の切れる人たちだなと感心しています。
さて、今回は、バイクで交通事故に遭い、右足に後遺障害を残してしまった方の解決実績のご紹介です。
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40代、会社員、男性
本人受け取り金額約2900万円※自賠責保険金、労災保険金込みの金額
併合11級(12級7号:右足股関節の機能障害、12級7号:右足関節の機能障害、その他省略)
この方は、事故直後より、いくつかの弁護士事務所にご相談され、最終的に私を選任してくださった方でした。
右大腿骨幹部骨折など複数個所を骨折した重傷であったため、治療がひと段落つく症状固定まではかなり時間(2年半程度)がかかりました。
症状固定になったあとに、後遺障害申請をし、無事に併合11級が認定され、損害額計算ののち、示談交渉しました。
示談交渉の結果、
休業損害…約620万円
医学的に休業が必要とされる期間の全期間につき賠償してもらうことができました。
後遺障害逸失利益…約1940万円
11級の労働能力喪失率20%、67歳までの年数を賠償してもらうことができ、これはほぼ裁判基準満額と評価できます。
傷害慰謝料…約284万円(赤本Ⅰ100%=裁判基準満額)
後遺障害慰謝料…420万円(赤本100%=裁判基準満額)
損害額合計としては、3264万円(過失控除前)であり、
当方過失10%を控除して、相手方からの既払い金等を控除すると、
被害者本人が受け取れた金額が約2900万円(労災保険金、自賠責保険金込み)となりました。
今回も、示談段階で早期に納得のいく金額を勝ち取ることができました。
訴訟をするメリット、デメリットを比較考量して、訴訟提起するか示談でまとめるかは慎重に検討しております。