解決実績(50代、女性、専業主婦、14級むちうち)

人に道を聞かれることがちょくちょくある弁護士の中里です。

外人にも、紳士にもマダムにも道を聞かれます。

私の顔は、そんなによく道を知っていそうに見えるのでしょうか。

悪い気はしませんし、もちろん、知っている範囲で懇切丁寧に教えてあげます。

さて、今回は、50代女性(専業主婦)の14級むちうちに関する解決実績のご紹介です。

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事故態様は、自動車乗車中に、交差点で停止していたところ、信号無視の車が突っ込んできて衝突した事故でした。

信号無視ですし、同乗者なので、被害者の過失は0%で相手方が100%悪い事故でした。

同乗者の方は、シートベルトをしていないと、過失が5~10%程度でてしまうことがありますが、今回は、シートベルトをしていたので、過失は加算されませんでした。

この事故で被害者の方は、鎖骨や肋骨を骨折し、首と腰のむちうちでしばらくリハビリ通院をされていました。

骨折もあった関係で、治療費打ち切りないし症状固定までは、事故から約11か月と長い案件でした。

後遺障害申請は、事前認定で問題ないと判断し、無事に14級が認定されました。

そのあとは、損害額を算定し、相手方と示談交渉と思ったのですが、

なぜか、相手方が弁護士を付けてきました。

弁護士がつくと、交渉相手が、保険会社から弁護士へと変わります。

そして、傾向としては、示談段階では、訴訟基準満額を勝ち取ることが少し難しくなってきます。

とはいえ、その辺も考慮して、粘り強く示談交渉を重ねた結果、無事に示談段階でも、訴訟基準同等かそれ以上と評価できる金額での示談に成功しました。

傷害慰謝料は、骨折基準である赤本Ⅰ・100%の約151万円

主婦の休業損害は、約90万円

後遺障害慰謝料は訴訟基準満額110万円

後遺障害逸失利益は5%5年分と訴訟基準満額の約90万円

その他もろもろで、最終受取金額は450万円となりました。

交渉の初期の段階では、こちらの被害者が専業主婦ではなく、会社員であると誤解されていたり、

相手方弁護士が資料をよく読んでいなかったため、骨折案件なのにむちうち基準の赤本Ⅱ基準で慰謝料を提案してきたりとかなり先が思いやられるという感じで示談交渉がスタートしたのですが、

全て一つずつ論破していき、最終的には、全て訴訟基準満額ないしそれ以上を勝ち取ることに成功しました。

私以外の弁護士に頼みますと、訴訟基準の90%で十分だよと説明する弁護士も少なくありません。

私は、常に示談段階でも訴訟基準満額を勝ち取ることを意識しております。

弁護士はどこに頼んでも同じでは決してありませんので、気になる方は、ぜひ私までご相談いただけますと幸いです。