東京弁護士会所属弁護士の中里です。
最近涼しくなってきて、過ごしやすいですね。
さて、今日は、併合8級の30代男性の方の解決実績のご紹介です。
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バイク乗車中に、合流してきた自動車と衝突し、ケガを負った方でした。
後遺障害申請は、当法人でサポートし、無事に
①左肩関節の機能障害10級10号
②左小指の機能障害13級6号
③左足関節の機能障害で12級7号
①~③をあわせて、併合8級という評価になりました。
バイクに乗っていて、事故にあうと、大けがになりやすいです。
保険会社と交渉を重ねた結果、訴訟をすることなく示談で、約4800万円(既払い金除いた金額)もの金額を勝ち取ることができました。
傷害慰謝料、後遺障害慰謝料は訴訟基準100%
逸失利益も、8級の労働能力喪失率で約3400万円
示談段階では、あまり賠償されることのない、
弁護士費用と遅延損害金を約500万円ほど上乗せさせてもらうことができました。
訴訟をすると、逸失利益の金額が下げられるリスクがありました。
基礎収入が怪しかったのと、労働能力喪失率も8級の45%で維持できるかは、少しリスクがある案件でした。
このように、訴訟をすると、示談段階の金額を下回る可能性が低くない場合には、
示談段階でまとめてしまうこともあります。
被害者の心理的負担を考えると、早期解決に勝るものはないといえます。
私の場合は、高額案件でも交渉の仕方が分かっているため、
示談段階で、訴訟満額基準+αを賠償させることができますが、
これに慣れていない弁護士は、
訴訟基準の90%でまとめてしまうこともあります。
また、弁護士費用や遅延損害金などの交渉もすることなく、早々に保険会社の提案する最終回答という言葉にだまされて示談してしまう弁護士が相当数いると思われます。
私が、繰り返しこのブログで述べているように、頼む弁護士を間違えると、
賠償金が数百万円、数千万円と損することもあり得ます。
弁護士選びは慎重になさってください。