東京弁護士会所属の中里です。こんにちわ。
今月の記事は,2月のブログでご紹介した解決実績の紹介の続きです。
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【事例2】30代男性,高次脳機能障害(併合8級),総賠償額約4500万円(訴訟)
この方は,シングルファザーであり,後遺障害の症状も辛そうであったため,
いつにもまして力が入る案件でした。
もし,弁護士が介入していなければ,8級の自賠責保険金が819万円であることから,
保険会社の提示は1000万円~2000万円程度であった可能性が高い案件でした。
示談段階では,弁護士介入後の保険会社の回答としては,3000万円でそこまで悪くはなかったですが,
訴訟をすればまだ上がると見込んで訴訟を提起しました。
訴訟では,仕事の内容や後遺障害が仕事に与える影響等を詳細に主張立証しました。
そのかいあって,一般的な基準よりも高い慰謝料と休業損害を勝ち取ることができました。
結果,3600万円(既払い金含めると4500万円)で和解することができました。
弁護士の中でも,弱気な弁護士やら,強気な弁護士まで様々な弁護士がいます。
私は,かなり強気な弁護士です。
安易に示談でまとめずに,訴訟までして600万円の増額を勝ち取ることができました。
この金額が,依頼者様とそのご家族の方に少しでもお役に立っていただければ,
こんなにうれしいことはありません。
どんな弁護士でも,訴訟をすれば,示談段階よりも多い金額で和解できるわけではありません。
攻めどころを間違えると,示談段階の金額よりも低い金額で和解するという最悪な結果になりかねません。
交通事故の損害賠償請求事件については,
交通事故に強くて,実績のある弁護士がいる法律事務所までご相談ください。